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LinkedIn(リンクトイン)の使い方《企業向け》を公式ビジネスパートナーが解説
「なかなか良い人材に巡り合えない……」そんなお悩みをかかえる採用担当の皆さん、ビジネスに特化したSNS「LinkedIn(リンクトイン)」はご存じでしょうか? LinkedIn(リンクトイン)では、求人を掲載したり、メディアとして情報発信したり、狙ったターゲットにスカウトメールを送ることが可能です。多くの求職者や転職潜在層と出会える可能性のあるLinkedIn(リンクトイン)の使い方について、公式ビジネスパートナーが詳しく解説します。
【目次】
1.LinkedIn(リンクトイン)とは?基本情報を簡単におさらい
まずは、LinkedIn(リンクトイン)の基本的な情報をおさらいしましょう。
LinkedIn(リンクトイン)は2003年5月にサービスを開始したビジネス特化型SNS。アメリカの著名な起業家、リード・ホフマンが「専門家同士がネットワーク上でコネクションを見つけ出す」というアイデアを実現するために生み出したプラットフォームだそうです。
2016年にはマイクロソフト社に260億ドルで買収され、ユーザー数は2022年現在、全世界で8億人を突破。今後もさらに拡大することが予想されます。
LinkedIn(リンクトイン)の使い方は、Facebookとよく似ていますが、ビジネス関係での利用に特化しているのが特徴。登録は本名で行い、仕事上の付き合いがある人同士や、興味がある人同士がフォローし合うことで、相手の投稿がタイムライン上に表示されます。
さらに、採用担当の方が注目すべきは、採用ツールとしての使い方。LinkedIn(リンクトイン)の多彩な機能を上手く活用すれば、条件にマッチしたユーザーにアプローチすることができます。
良い人材を見つけたらスカウトメールを送ることも可能ですし、求人を掲載することもできます。また、会社ページを作って情報を発信することも効果的です。使い方次第で採用の幅が広がることは間違いありません。
2.まずは、LinkedIn(リンクトイン)に登録する
「LinkedIn(リンクトイン)に会社概要や求人情報を掲載したい!」と思ったら、まず必要になるのはアカウントの作成です。LinkedIn(リンクトイン)にアクセスするとメールアドレスとパスワードを入力する項目があり、だれでも簡単に登録できます。
ただし、LinkedIn(リンクトイン)は基本的に個人で利用するものなので、法人用アカウントを作成することはできません。そのため、まずは採用担当の方が個人でアカウントを作り、その後「会社ページ」を作成することになります。
【参考】LinkedInに登録する
https://www.linkedin.com/help/linkedin/answer/a1335205/linkedin-?lang=ja
【参考】LinkedIn会社・団体ページを作成する
https://www.linkedin.com/help/linkedin/answer/a539861/linkedin-?lang=ja
3.会社ページを活用する
LinkedIn(リンクトイン)では、会社ページを作って企業ブランドを構築することができます。具体的な使い方や活用シーンについて解説していきましょう。
3-1 無料版・有料版の違い
LinkedIn(リンクトイン)の会社ページでは、無料版と有料版で、できることや使い方が異なるので注意が必要です。
会社ページでは、主に「会社概要」「求人情報」「カルチャー」という3つの項目を登録することができ、このうち無料で作れるのは「会社概要」のみになります。会社の概要や業種、会社規模、専門分野などをなるべくわかりやすく記述しましょう。より詳細に会社の雰囲気を伝えたい場合は、有料の「カルチャー」を使えばフォトギャラリーや社員の声などを表示することができます。会社から発信した情報を読み込んでもらうことで、応募者の質もあがり、ミスマッチが起きにくい効率的な採用を行うことができます。
3-2 フォロワーを増やす
LinkedIn(リンクトイン)上では、ネットワークを広げることが肝心です。まずは知り合いに「つながり申請」を送り、つながりを増やしていきましょう。検索窓を使えば、ビジネスで付き合いのある知り合いを検索することもできます。また、メールのアドレス帳をインポートすれば、効率的につながり申請を送ることができるので便利です。
よりフォロワーを増やすには、フィードに流れてくる投稿に対して「いいね」や「コメント」で反応し、積極的にリアクションすることも大切です。
ユーザーに会社の存在を認知してもらうことで、自分が投稿したときにも多くの反応を集めることができるでしょう。ぜひ、他のユーザーとの交流を重視した使い方を心掛けてください。
3-3記事を投稿する
ほとんどのSNSに搭載されている、「いいね」や「コメント」機能。しかし、これだけでフォロワーを獲得するのは限度があります。そこで試してほしいのが、魅力的な記事を投稿することです。ユーザーに対して読みごたえのある内容で、ファンを増やしていきましょう。
採用担当の方々は、「会社の代表」としてLinkedIn(リンクトイン)を活用する意識が強いと思います。しかし、会社をアピールしようとして会社の情報ばかりを発信すると、どうしても宣伝のようになり、ユーザーの共感を得ることは難しくなります。
そのため、「会社」ではなく「個人」を前面に出した使い方のほうが支持を得やすくなるでしょう。
例えば、社員から見た職場の風土や働きやすさなど、「自分自身の視点」として語ると、ぐっと親近感が高まります。また、商品やサービスの開発秘話などもおすすめです。
仲間として一緒に働きたい人物像を具体的に書き込むのもよいでしょう。
3-4イベント作成も可能
求職者向けに情報発信したい場合は、会社ページでイベント作成を行いましょう。イベントは、オンラインとオフラインのどちらでも開催可能です。LinkedIn(リンクトイン)内でイベントの告知と集客を同時に行う使い方ができ、フォロワーや求職者と交流を深めるのに役立ちます。
3-5 会社ページ作成のポイント
会社ページを作成し、企業理念や事業内容、職場の環境、企業文化といった情報を発信することは、企業のブランディングに役立ちます。会社の発信内容を読み、理解した上で応募してくれるので、よりカルチャーマッチした人材が集まることが期待できるでしょう。ミスマッチを防ぐためにも、なるべく具体的に詳しく情報発信することを心掛けてください。
4. 求人を掲載する
有料版では、求人掲載機能の利用が可能です。その使い方を紹介します。
4-1求人掲載機能の使い方
有料版では、LinkedIn(リンクトイン)上に求人掲載をすることが可能です。求人を掲載すれば、仕事を能動的に探している求職者のアクセスを集めることができます。求人を積極的には探していないものの、良い会社や求人があれば検討しようと考えているユーザー(転職潜在層)にも、LinkedIn(リンクトイン)なら情報を届けることが可能です。求人掲載枠を購入すると、マッチしていると思われるユーザーのタイムラインに、情報が表示されるからです。
このようにLinkedIn(リンクトイン)は、使い方次第で転職潜在層に対しても積極的に発信できる「攻めの採用」ができます。
【参考】LinkedInに求人を掲載する-ベストプラクティス
https://www.linkedin.com/help/linkedin/answer/a529397
4-2求人を掲載するときのポイント
LinkedIn(リンクトイン)に求人を掲載する際は、ペルソナ設計やリサーチを行い、誰に向けてどのような内容を伝えたいのかを明確にすることが大切です。
また、ユーザーが応募に踏み切るには、詳細な求人内容を羅列するだけでは不十分です。社会貢献性や企業が描くビジョンのほか、仕事を通して得られるメリットとやりがい、具体的なキャリアアップなどについても触れると、応募の後押しとなるでしょう。
ターゲットとなる候補者が欲しいと思う情報をしっかりと記載することで、応募につなげることが可能になります。
5.スカウトを送る
無料版でもメッセージ送信でスカウトはできますが、有料版では、つながりのない人にもスカウトメールを送ることが可能です。では、使い方を見てみましょう。
5-1ターゲットを探す
LinkedIn(リンクトイン)のユーザーは、本名、年齢、学歴、スキル、経歴、資格、勤務先などをしっかりと登録していることも多いようです。これは、LinkedIn(リンクトイン)がビジネスに特化したSNSだからこその特徴です。そのため、採用担当の方も、候補者を探しやすいといえるでしょう。
5-2スカウトメールを送る
LinkedIn(リンクトイン)の日本人登録ユーザーは約300万人といわれています。有料の「LinkedIn Recruiterライセンス(リンクトインリクルーターライセンス)」では、つながりのないユーザーにもスカウトメールを送ることができ、多くのユーザーにコンタクトを取る使い方ができます。卒業年度やロケーション、現在の勤務先、使える言語やスキル、資格などでフィルターをかけ検索することも可能なので、ターゲット層を明確にした上で候補者を絞り、スカウトメールを送っていきましょう。
【こちらもお読みください】
LinkedIn(リンクトイン)で返信がもらえるスカウトメールの書き方
LinkedIn(リンクトイン)でスカウトを成功させるコツ
6.LinkedIn(リンクトイン)採用を成功させる使い方とは?
6-1会社ページと担当者のページは充実させよう
LinkedIn(リンクトイン)ユーザーは、掲載されたプロフィールを見て、つながり申請を承認するかしないかを決めることもあります。せっかくアプローチしても、肝心のプロフィール情報が少ないと、ユーザーから興味を持ってもらえません。住所や電話番号など企業の基本情報が並んでいるだけの無機質なページでは、「つながる価値がない」と見なされるリスクがあります。会社ページと採用担当者の個人アカウントは、どちらも情報を充実させておきましょう。
6-2長期的な関係構築を意識する
今すぐ転職を考えていなくても、良い条件の求人があれば検討したいと思っている「転職潜在層」にアプローチする使い方ができるのは、LinkedIn(リンクトイン)の強みです。しかし、それは逆に言えば「つながったからといって、すぐに応募してもらえるわけではない」ということ。焦らずに、長期的な関係構築を意識することが大事なポイントです。転職潜在層が本格的に転職を考え始めたときに「そういえばあの会社は好印象だな」と候補に挙がるような、魅力的な発信を続けることが、より良い人材を確保できる第一歩となります。
6-3LinkedIn(リンクトイン)の運用は代理店に任せるべき?
LinkedIn(リンクトイン)の使い方をご理解いただけたでしょうか。使い方はわかったけれど、具体的に、「魅力的な企業情報を発信するにはどうしたらいいの?」「人材紹介や他の媒体掲載よりコストは抑えられるけど、その分採用担当の手間がかかる……」といった悩みも出てきたかもしれません。そんなときは、「LinkedIn(リンクトイン)」の使い方に関する専門の知識や経験を持つ、運用代行会社の利用を検討するのもひとつの手段。LinkedIn(リンクトイン)の使い方について、もっと詳しく知りたい採用担当の方は、下記よりお問合せください。
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