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LinkedIn(リンクトイン)採用における広告運用について解説

求人広告を運用する際、かかるコストや効果は気になるところでしょう。最近では、SNSを利用した採用活動も一般的になりつつあります。なかでもビジネスに特化した世界最大級のSNS「LinkedIn(リンクトイン)」では、低コストで企業の認知度を高めたり、採用したいターゲットに絞って求人広告を出したりすることが可能。採用担当の方なら知っておきたい、LinkedIn(リンクトイン)における広告運用のメリットや便利な機能についてご紹介します。

1. LinkedIn(リンクトイン)とは?基本機能を簡単におさらい

LinkedIn(リンクトイン)はアメリカ発のビジネス特化型SNSです。著名な起業家、リード・ホフマンのアイデアを具現化し、利用者は全世界に拡大中。2016年にはマイクロソフト社に260億ドルで買収されました。個人での利用が多いですが、法人の利用者も少なくありません。会社ページをつくることで広報に活用できるほか、求人情報の掲載やイベントの主催、候補者のスカウトも可能。採用担当の方はぜひ注目したいツールです。

【こちらもお読みください】
LinkedIn(リンクトイン)は転職で使われている?中途採用に効果的?

2. LinkedIn(リンクトイン)広告にはどんな種類があるの?

2-1スポンサードコンテンツ

LinkedIn(リンクトイン)では、さまざまなフォーマットの広告を利用できます。まず、スポンサードコンテンツは、LinkedIn(リンクトイン)のホーム画面のフィードに掲載され、会社ページのフォロワー以外に配信することができるタイプの広告。1枚の画像でアピールする「シングル画像広告」、音や動きを使って訴える「動画広告」、複数の画像を連続表示できる「カルーセル広告」、フィードにLinkedIn(リンクトイン)求人広告を直接表示する「シングル求人広告」などの種類があり、自社に適したフォーマットを選ぶことができます。

グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト, アプリケーション, メール

自動的に生成された説明

デスクトップ上のシングル求人広告の例

【出典】https://www.linkedin.com/help/lms/answer/a421718

2-2スポンサードInMail

スポンサードInMailは、メールのように広告メッセージを送ることができる機能です。ユーザーがLinkedIn(リンクトイン)にログインすると、スポンサードInMailが配信されます。ターゲットごとに文面をカスタマイズすることで、アクションを起こしてもらえる可能性が高まるでしょう。スポンサードInMailを利用する場合、直接的に求人情報を案内することもできますが、まずはイベントや勉強会に誘引するものひとつの手です。

2-3ダイナミック広告

ダイナミック広告は、モバイルでは表示されず、デスクトップのみに表示される広告です。採用担当の方がダイナミック広告を使うなら、「求人広告」がおすすめ。ユーザーのプロフィールに合わせてカスタマイズした広告を表示し、条件に合った候補者に対して求人への応募を誘引できます。

【参考】求人広告-概要
https://www.linkedin.com/help/lms/answer/a423825/-?lang=ja

2-4テキスト広告

テキスト広告は、短い文章と小さい画像によって構成される広告です。フィードの上部やサイドに表示され、ユーザーにアクションを促すことができます。ただし、画像や動画よりも伝えられる情報量が少ないので、的確なテキストの作成が求められます。

3. LinkedIn(リンクトイン)広告を利用するメリット

3-1リード獲得効率を上げられる

見込み顧客の情報を集める「リード獲得」は、営業活動や採用活動に欠かせない要素の1つ。LinkedIn(リンクトイン)ではリード獲得フォームを利用でき、質の高いリードが簡単に集まります。顧客の情報を自社サイトで入力してもらおうとすると、離脱率が高い、モバイルでの記入が手間になるといった問題も。しかし、LinkedIn(リンクトイン)ならメンバーの登録プロフィール情報は自動的に入力され、自社サイトへの遷移もないため、登録完了までをスムーズに誘導することができるのです。

LinkedIn(リンクトイン)の内部調査によると、国内のキャンペーンでリード獲得フォームの記入完了率は、自社サイトでのコンバージョン率を約5倍も上回る結果が出ているそうです。(※)

【参考・※出典】リード獲得のためのLinkedIn活用法
https://www.linkedin.com/pulse/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E7%8D%B2%E5%BE%97%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AElinkedin%E6%B4%BB%E7%94%A8%E6%B3%95-eiji-seto/?originalSubdomain=jp

3-2登録情報が他のSNSに比べて正確

TwitterやInstagramといったSNSの場合、実名登録が少ないため、利用者の正確な情報を取得することは容易ではありません。また、趣味で利用している人も多いため、突然ビジネスのメッセージを送ったところで、返信がこない可能性も高いでしょう。しかし、LinkedIn(リンクトイン)において登録は実名です。履歴書に近い情報が記載されており、正確な登録情報に基づくターゲティングができます。facebookと比較しても、LinkedIn(リンクトイン)はビジネスに特化したSNSであり、ビジネスや転職に関する情報を収集している人が多いこともメリットだといえます。

3-3細かいターゲット設定ができる

LinkedIn(リンクトイン) 広告では、詳細なターゲット設定が可能です。居住地や年齢、会社名、会社規模、代表的事業、経験年数、学歴、職務タイプ、職務レベル、役職、スキル、関心のあるカテゴリーなどのターゲットオプションを追加することで、より届けたいターゲット層に絞って広告を表示することができます。

【参考】LinkedIn広告のターゲットオプションについて
https://www.linkedin.com/help/lms/answer/a520350/linkedin-?lang=ja

3-4分析もできる

LinkedIn(リンクトイン)広告を出稿すると、時系列ごとの運用成果や、広告を配信・閲覧した人の属性を分析した結果を得ることができます。データの種類は大きく分けて2つあり、「パフォーマンスチャート」ではインプレッション数、コンバージョン数、求人応募数などのデータを時系列に沿って詳細に表示。一方、「統計データ」は所属企業やその規模、職種、勤務年数、働くエリアといったユーザーの属性を集計し、どのような人に広告配信されているか、そして、クリックされているかなどのデータが確認できます。

3-5世界中のネットワークにアピールできる

LinkedIn(リンクトイン)は世界200以上の国と地域で8億5,000万人以上のユーザーが利用しています。そのうち、アジア太平洋地域のユーザー数は2億2,400万人を突破。その他、アメリカ・カナダ・中南米が2億400万人以上、ヨーロッパ・中東・アフリカが2億1,100万人以上、ラテンアメリカ・カリブ海地域が1億2,400万人以上となっています。今後も世界全体でユーザー数が増える見込みがあり、日本以外の人材にもアピールすることができます。LinkedIn(リンクトイン)はグローバル人材を獲得したい企業にとっても心強い味方になってくれるSNSです。

【出典】
・リンクトイン・ジャパン株式会社 2022年8月22日プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000066809.html
・リンクトイン プレスルーム
https://news.linkedin.com/about-us#Statistics

3-6少ない予算から出稿できる

LinkedIn(リンクトイン)広告は、他のSNS広告同様、少ない予算から出稿できるのも大きな魅力です。さらに、LinkedIn(リンクトイン)広告は日本ではまだまだブルーオーシャンなので、入札額の競争が起こりにくく、他SNS広告よりも掲載費用を抑えられることが期待できます。課金方式は、クリック課金や、広告表示1,000回ごとに費用が発生するインプレッション課金があり、状況に合わせた課金方式を選択することができます。

4. LinkedIn(リンクトイン)広告は自社でやる?委託する?

LinkedIn(リンクトイン)広告は少ない予算からでも出稿できるので、採用コストを抑えたい企業にはうってつけです。しかし、LinkedIn(リンクトイン)を使って採用活動をする場合、会社ページの作成や運用、応募者への対応など、採用担当の方のやるべきことは思いのほか増えてしまいます。

【こちらもお読みください】
LinkedIn(リンクトイン)の使い方《企業向け》を公式ビジネスパートナーが解説

また、LinkedIn(リンクトイン)広告は「運用型広告」と呼ばれる広告で、広告を配信しながら結果を見て、PDCAサイクルを回し改善し続ける必要があります。そのため、LinkedIn(リンクトイン)広告を出稿するなら、自社でLinkedIn(リンクトイン)専属の担当者を付けるか、外部に委託することを検討したほうがよいでしょう。

5. LinkedIn(リンクトイン)広告運用を代行してもらうメリット

5-1 LinkedIn(リンクトイン)の媒体特性を熟知している

日本人でLinkedIn(リンクトイン)を使ったことのない人は多く、それは採用担当の方にとっても例外ではないでしょう。採用担当の方は、まずLinkedIn(リンクトイン)の基本的な機能や使い方を学び、その上で採用面における使い方や広告運用のコツを身につけなければならないため、LinkedIn(リンクトイン)を十分に使いこなすまでには時間が必要です。しかし、LinkedIn(リンクトイン)の媒体特性を熟知している運用代行会社に委託すれば、採用担当の方が一から知識を身につける必要はありません。LinkedIn(リンクトイン)に合った広告運用をしてもらえるので、広告出稿や採用活動の成果をいち早く出したいなら、委託もぜひ検討してみてください。

5-2ターゲット設定が的確

LinkedIn(リンクトイン)広告では詳細なターゲット設定ができることを紹介しました。しかし、そもそも求める人材の要件定義やターゲット設定が的確でないと、せっかくの広告出稿も無駄になってしまいかねません。採用支援の経験と、LinkedIn(リンクトイン)運用経験豊富な運用代行会社なら、企業の求める候補者を分析し、的確なターゲット設定を行うことができます。

5-3 社内工数を減らせる

採用担当の方の業務は多岐にわたります。LinkedIn(リンクトイン)広告の運用に時間と労力をかけすぎて、肝心の採用活動や応募者とのコミュニケーションが疎かになってしまった……となっては本末転倒です。運用代行会社に広告運用を任せておけば、本来やるべき業務に注力することができるでしょう。

6.まとめ

LinkedIn(リンクトイン)に広告を出稿すると、リード獲得効率を上げられる、細かいターゲット設定や分析ができるといったメリットがあります。LinkedIn(リンクトイン)には広告出稿以外にも、SNSとしての機能が充実しており、企業や採用担当の方のブランディングや優秀な人材のスカウトにも役立ちます。「応募はあるけど、なかなかマッチングまで至らない」「人手不足で問題が山積みになっている」とお悩みの採用担当の方は、LinkedIn(リンクトイン)公式ビジネスパートナーとして、多くの支援実績を持つ当社にぜひお問合せください。

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